無料ブログはココログ

« 倉山満『嘘だらけのアカデミック・ポジション』 | トップページ | 大前研一「平成維新」を絶賛する渡部昇一と谷沢永一 »

2014年10月 4日 (土)

「ロシアの忠犬」になった上念司

上念司『国土と安全は経済(カネ)で買える~膨張中国包囲論~』を読んでみた。

日本の安全保障を述べる本なのに、日本の軍備にも日米安保同盟にも全く触れていない、異様な内容であった。もちろん、ロシアが北方領土の軍事力を強化していることにも、なにも言及していない。

101ページ

 ちなみに、日本の場合はウクライナのような問題は生じません。なぜなら、ロシアから見れば、日本は期日までにガス代をキッチリ払ってくれる上客であり、EUに近い存在だからです。経済力という「力」によって、むしろ「相互確証抑制」のシステムがうまく働く可能性のほうが高いです。

→これには戦慄した。イラクに経済的な支援をしていたクウェートが、イラクによって電撃的に侵略・占領されてしまった歴史を、上念司は熟知している。

 フィンランド、ポーランド、トルコ、バルト三国、グルジアなどは、経済問題とは無関係にロシア(またはソ連)に侵略されている歴史も、上念司は知っている。なぜ、日本だけがその例外たりえるのかについては、上念司は何も語らない。

103ページ

 日本がロシアに経済援助やさまざまな投資プロジェクトを実施するためには、いざ戦争になったらロシア軍に壊滅的な打撃を与える「力」を持っていることを常に誇示する必要があります。

→この場合の「力」とはいったいなんなのか?

 上記では、経済力という「力」、という使い方をしているから、ここでも経済力のことなのだろうか?

 上念司の文章は、語彙は高校生レベルなのに、文意を把握するのが難しい。極度に低い国語力の低さから推察するに、上念司は日本語が母国語ではないのかもしれませんね。

 ここで意味している「力」が軍事力のことだとしても、ロシア軍に壊滅的な打撃を与えるには、いったいどれくらいの軍事力が必要なのだろう?

 日本が陸軍兵力や戦車をどこにどれくらい配置すればよいのかについて、上念司は具体的に述べる必要がある。

 そもそも、日本がロシアに経済援助やさまざまな投資プロジェクトを実施すれば、ロシア軍はますます強化されてしまうのは自明なことである。

 毎度のことながら、上念司の詭弁術は小学生でも笑ってしまうほどに底が浅い。

104ページ

 北方領土問題については、これらのお膳立てがすべて終わってからの話です。おそらく、ロシアの経済構造から考えて、今後も経済危機は周期的に発生するでしょう。それが政治の問題に飛び火し、こじれにこじれて再び「ソ連崩壊」のような国家的イベントが発生した時こそが北方領土返還のチャンスです。

→つまり、日本はロシアに対して、北方領土の即時一括返還を要求してはいけないらしい。

 さらに看過してはならないのは、上念司は、南樺太がロシアの領土であることを前提にしている。

 保守イチローとしては、上念司のことを、下手な詭弁を駆使することで赤字国債を大乱発させ、日本経済を壊滅させるミッションに特化したデマゴーグ反日極左経済評論家だと認識していた。

 しかし、それは全く甘かった。

 本書のサブタイトルは「膨張中国包囲論」であるが、真の狙いは国際法を無視してウクライナに侵攻したロシアを擁護することであろう。さらに、日本人がロシアの軍事侵攻に警戒しないようにプロパガンダをしたいようだ。

 本書を読んで保守イチローが確信したのは、上念司とは、ロシアがウクライナの次に北海道を侵略するのを待望しているスーパー反日極左であるということだ。

 

 日本国民としては、上念司を鈴木宗男や佐藤優と同じカテゴリーに分類しておくべきだろう。

« 倉山満『嘘だらけのアカデミック・ポジション』 | トップページ | 大前研一「平成維新」を絶賛する渡部昇一と谷沢永一 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

イチローさんのブログを最近読ませてもらっています。内容が濃いブログのようなので、是非お気に入りに入れさせてもらいたいのですが、よろしいでしょうか??

むぷぷランド さま

 こんにちは。当ブログは、リンクフリー、転載フリーです。

管理人様


馬渕睦夫とは、「元外交官の上念司である」

真似をさせて頂きました(笑)
馬渕は、元外交官ですが、頭のおかしさは上念並です。日本は、ロシアを支援すべきと言っています。

【馬渕睦夫】ウクライナ問題から見る国際情勢[桜H26/7/24]
https://www.youtube.com/watch?v=sDnbkelk0fs#t=1110

管理人様

マウスです。
↑のコメントですが、名前を書き洩らして、失礼しました。

マウスさま
 
 ロシア・中共について、上念司の言説は馬淵睦夫のをパクっていると思われます。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/551224/60418586

この記事へのトラックバック一覧です: 「ロシアの忠犬」になった上念司:

« 倉山満『嘘だらけのアカデミック・ポジション』 | トップページ | 大前研一「平成維新」を絶賛する渡部昇一と谷沢永一 »

最近のトラックバック

ウェブページ

2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30