無料ブログはココログ

« 「ロシアの忠犬」になった上念司 | トップページ | 月刊「正論」の元・編集長が高卒であることを自ら認めた »

2014年10月 5日 (日)

大前研一「平成維新」を絶賛する渡部昇一と谷沢永一

大前研一『平成維新』は、日本国の解体を目論んだアナーキズムの手引書である。『平成維新』の帯には、日本政府解体論!と大きく書いてある。

これまでの日本民族の歴史的経緯を全て廃止して、日本国の仕組みを一度全てぶち壊してしまおうというのが、本書の主題である。

たとえば以下のようなことを、日本人が書けるものだろうか?

 

18ページ

正直言って私には〽君が代は千代に八千代に……、と歌う気になれない。主権在民を謳いながら、なぜ朕の世が未来永劫と歌わなくてはならないのだろう。我が地球は、とか、我が人類は、ということならもっと好感が持てる。音感を合わせるのなら〽われらが世は……、でもよい。

 

19ページ

今の日本に必要なのはこのコーポレイトならぬCI(カントリー・アイデンティティ)の改定だと思う。過去にとらわれず、将来の役割をにらんだものに変えるのだ。国家理念、新国歌、新国旗、新しい政府の組織などを、ご破算でねがいましては……すなわちゼロベースで構築するのかよいのではないか、と私は思う。

 

 

347ページ

(天皇について)

「天は人の上に人をつくらず」と言っている以上、世襲制を前提とするわけにはゆかない。

 

 

383ページ

破壊を恐れる人がいるが、我が国の今日の繁栄は、戦後、アンシャンレジームの徹底否定と破壊があったからこそ築くことができた。われわれがはっきりとした目的意識をもって壊すのなら、再創造はそれほど困難なことではない。

 

(引用おわり)

 

 

本書が大前研一の力作であることは、保守イチローも認める。

そして、まえがき/あとがきだけでも普通に読めば、大前研一が極度のアナーキストであることはすぐにわかる。

ところが、この超危険なトンデモ本に心底から魅せられたのが、民族系で最も著名といえる渡部昇一と谷沢永一のコンビであった。

 

渡部昇一・谷沢永一『現代流行本解体新書』には、このように書いてある。

 

256ページ

谷沢:これ、画期的な本ですね。目次をみただけでも興奮する。

渡部:空前の書じゃないですか。

谷沢:空前ですよ、こんなことは、維新後、明治政府始まって以来の……。(笑)

 

 

257ページ

渡部:思想界の坂本龍馬といった感じですな。この人は工学部出身でしたよね。それがこういう政治学の本でしょう。

谷沢:ほんとの意味で見事な政治学の本です。

 

 

259ページ

 渡部:これは、一人ひとりの日本人に対する信頼の書でもある。

 谷沢:そうです。石橋湛山でも下村治でも、根底において日本人を信頼していた。そういう人の予言や提案は当っていましたね。

 

(引用おわり)

 

中川八洋氏(筑波大名誉教授)「民族系は極左の変種」と喝破しているが、これほど明白な証拠はあるまい。

 

渡部昇一と谷沢永一は、アナーキズムに強く共感する隠れ極左である。

さすがに土井たか子や福島瑞穂よりは右であるが、二人とも「ビジネス保守」くらいに分類しておくのが現実的な判断かと思われる。

 

« 「ロシアの忠犬」になった上念司 | トップページ | 月刊「正論」の元・編集長が高卒であることを自ら認めた »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

情報提供

コメント欄に注目して下さい

あれ、うまくURLが貼られなかったかな?

http://www.kurayama.jp/modules/wordpress/index.php?p=1293

コレですね。

>天は人の上に人をつくらず」と言っている以上、世襲制を前提とするわけにはゆかない。

ごもっともである。

日本が戦争に負けた原因は資本主義、社会主義に洗脳されたからである。

○太平洋戦争時、国民は天皇陛下万歳と叫び死んでいった。

○戦国時代に天皇万歳で死ぬやついたか。

日本国民が資本主義、社会主義に侵され、天皇家が信仰の代替道具となったのは明白だ。


日本思想の核は
皇室(神)信仰から自由思想へ転換をしなければならない。

天皇家を崇拝することに意味があるのか・・・。
天皇は神じゃない、人だ。

天皇陛下を崇拝し
景気回復するか?
地方創生できるか?
平和な世界が築けるか?
災害を防げるか?

あなたと違うのは「なに」?

何にも変わりはしない。

人はひとだよ。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/551224/60429071

この記事へのトラックバック一覧です: 大前研一「平成維新」を絶賛する渡部昇一と谷沢永一:

« 「ロシアの忠犬」になった上念司 | トップページ | 月刊「正論」の元・編集長が高卒であることを自ら認めた »

最近のトラックバック

ウェブページ

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31