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2013年5月

2013年5月 5日 (日)

「国土強靭化計画」という狂気

 アベノミクスでは、「国土強靭化計画」とやらに200兆円を投じるらしく、土建関係の株価が急騰している。

 ほとんど誰も住んでいないような田舎に、大掛かりな堤防や舗装道路がどんどん作られるのだろうか。

 アマチュアの演奏会や演劇くらいにしか使われない公民館が、やたらと頑丈な構造に改築されるのだろうか。

 そうすれば、たしかに土建関係の雇用は増えるだろう。

 しかし、忘れてはならないことがある。フリーランチはないのだ。

 その200兆円は、すべて税金か赤字国債である。

 仮に200兆円が全て税金によるものだったとしよう。

 こんなバカな計画がなければ、国民はその200兆円を、ほかのもっと必要なことに遣えたのである。

 洋服を買うのを諦めたのかもしれない。

 家族旅行に行くのをとりやめたのかもしれない。

 レストランで食事しるのを控えたのもしれない。

 つまり、土建業界がで200兆円分の雇用が増えるが、そのぶん他の業界でそれだけの雇用が失われている。

 そして、この壮大なおバカ計画の後に残されるのは、膨大な維持費はかかり続ける建造物だけ。

 もしもその200兆円の一部が税金でなくて、国債で賄われるとしても、それは子孫に借金を押しつけているだけのことである。国債の利払いも生じるから、さらに悪質なことだ。後続世代は、借金地獄にのたうちまわることになるだろう。

2013年5月 4日 (土)

「アベノミクス」は阿片

 通貨供給を増やして人為的にインフレーションを起こす、赤字国債を大量に発行して公共事業を増やす、のが「アベノミクス」の要諦であるようだ。

ミルトン・フリードマン、ハイエク、ミーゼス、ヘンリー・ハズリットらがこの政策を聞いたら、呆れはててしまうだろう。

 円安になった、株価が上がったと、アベノミクスの効果を喧伝するオメデタイ連中がいる。

 彼らは、この後に起きる急激な物価上昇を想定していないのだろう。

  通貨の価値とは、今後の見通しによって相場が決めるものである。よって、レートを都合よくコントロールすることは至難の業である。これ以上、円安になりそうだと相場(投資家)が判断すれば、思惑だけでどんどん円安が進行する。それによって、石油をはじめとした輸入品は高騰する。

 輸入の贅沢品が値上げされるだけでなく、日用品や交通機関や公共料金までが大幅に値上げされる頃には、アベノミクスを礼賛した連中の言辞は忘れられていることだろう。

 ヘンリー・ハズリットが指摘しているように、そもそもインフレーションでいちばん困るのは、資産を持たない人々である。彼らは、賃金増加<<物価高の影響をそのまま受けてしまうからだ。

 高額所得者や資産がある人は、放置すれば円建ての資産は価値が目減りしてしまう。しかし、インフレが進行する最中に、キャッシュを外貨や土地や美術品に換えてしまうなど、自衛する手段がそれなりにある。いや、外国に移住してしまうこともありうるだろう。そうなれば、日本の税収そのものが激減してしまう。

 株価が上がった、地価が上がったなどと浮かれていられるのは、アベノミクスの初期だけである。夢が覚めたとき、国民は物価高に苦しむだろう。そして、残されるのは「国土強靭化計画」とやらでさらに積み上がった、膨大な赤字国債である。

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