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2013年3月24日 (日)

安倍政権を支持しながらTPPに絶対反対するチャンネル桜の狙いは「自民党の分裂縮小」か?

 JA農協がTPPに反対する理由は極めて分かりやすい。TPP参加により、自分たちの利権がことごとく失われてしまうからだ。それどころか、TPP参加によって、零細農家がなくなってしまえば、JA農協の存在自体も危うくなるだろう。

 共産党や社民党がTPP反対する理由も、これまた明確である。なんといっても、TPP参加により日米の経済がより緊密になることは、日米安保同盟をより強固にしてしまうから、これを何としても阻止したいのである。さらに、TPPにより日本の企業が業績を上げてしまうのは、共産主義者たちには面白くないことだろう。

 しかし、チャンネル桜が、「亡国最終兵器」とまで叫んで、ここまで頑強にTPPを阻止したい理由は、とてもわかりにくい。 TPPに参加すると国体が変わってしまうとか、戦後レジームの打破がどうのとか、主権を放棄(笑)とか、きわめて抽象的である。相互に関税を撤廃することが、そんなに悪いことなのか。国民にとっては、小麦やコメや自動車が、いまよりも安く買えるのである。そもそもTPP参加とは、それによって失業してしまうJA農協の職員など以外にとって、そんなに大騒ぎするような問題なのか?

 この3年あまり、チャンネル桜は、「反・民主党」運動を売りにしてきた。菅直人総理大臣がTPP参加を表明したから、「反・民主党」のチャンネル桜がTPP断固阻止を絶叫するのは、構図としては非常にわかりやすかった。

しかし、自民党政権になって安倍総理大臣を擁立できて、チャンネル桜は商売ネタがなくなったとみえる。

だから、「TPP断固阻止!」で反米を基調とする自分たちの存在意義を示したいのか?

あるいは、JA農協のような団体から、隠れた資金援助でもあるのだろうか?

 だが、それだけだろうか?

 チャンネル桜は、TPP問題の炎をどんどん大きくして、反対派が自民党を割って出るのを狙っているのではないだろうか?

 思い返せば、自民党が下野している最中に、「自民党はもうダメだと思います」「新たな保守政党」などと吹聴しまくっていたのは、チャンネル桜であった。

 与謝野馨や浜田和幸や舛添要一などは、自民党の比例で当選していながら、議席を返上せずに離党した。これらについて、チャンネル桜はほとんど批判していなかった。

 もっと酷いのは、自民党の比例代表で当選した中山恭子参院議員が、自民党を離党して議席を返上せずに「たちあがれ日本」に合流した。しかし、チャンネル桜は、中山恭子を批判するどころか、なんと「日いづる国より」のホスト役にした。

 そして、民主党が「政治と金」「北朝鮮との関係」などのオウンゴールにより国民の支持を急速に失ったのを確信してからは、チャンネル桜は急に自民党を応援するようになった。

 そういった過去を振り返れば、倒産寸前と噂されるチャンネル桜のTPP反対運動は、破れかぶれのダメモトではあるが、自民党の分裂縮小、そしてまた下野という、赤く危険な狙いを秘めているように思えてならない。

 安倍晋三自民党総裁におかれては、チャンネル桜の常連で、西部邁を師と仰ぎ、党内におけるTPP反対の急先鋒である「赤い獅子身中の虫」西田昌司参院議員を、今年の参院選で公認候補から外してはいかがだろう?

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コメント

『TPPに参加すると国体が変わってしまうとか、戦後レジームの打破がどうのとか、主権を放棄(笑)とか、きわめて抽象的である。』同感です笑 自由市場で失敗した場合は本当は潰れてまた新しく再生しないといけないのに今まで政府と組合でズルズル補助金で保護していたというだけですから。他国は関係ない事です。消費者目線で自由貿易をみたら関税がなくなるから今まで勝手に決められた関税で不当に高かったのが安くなるのに、弱者?政党こそここを言わないといけないけど反資本主義ですから言えない笑 そして反対だから関税を維持し高いだろうが消費者に買え!と言ってるようなもの。さすが税金たかりの社会主義者達。 社会主義保守?の反対の人はWFJというBLOGを参考に反対してますが、まぁ共産党員の集まりのような内容。http://wondrousjapanforever.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-f97c.html 『世界のどの国も参加してくれない「対中包囲網」。

アメリカですら、安倍政権がうたう「対中包囲網」なるものを鼻でせせらわらっているのが現実ですアメリカ『(善)vs中国(悪)」などといった単純で二極的な善悪二元論や、中国脅威論に煽られ、「対中包囲網」といった絵空事を信じて、TPPに参加し、国を失うほど、ばかげたことはありません。』                びっくりです。最初のASEANも表向きは経済協定ですが、裏では反共諸国連合です。ベトナムが入ったあたりではほとんどなくなりましたが。しかし反中なので結果的に今も反中包囲網でしょう。そして安倍政権が最初に外交でASEANを回ったのはこの考えでしょう。そしておととしヒラリーがアジア回帰と言ってから今まで反中はしにくかったフィリピンはどうどうと反中デモ、また過去のアメリカ撤退を反省し同盟も宣言しはじめ、何十年ぶりにSEATO(反共軍事同盟)を口に出してます。民主党政権下で農水省に中共のスパイだって入ってるし、TPP参加交渉宣言した翌日中共が懸念表明で日中韓とのFTA交渉尊重すべき!」と言ってるし。 あとはいつもの極左の新自由主義がーですね。http://wondrousjapanforever.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/post-5981.html      しかも9条の会でイタリア共産党でグラムシ大好きのグラムシ会や共産主義者に好かれ自身も反天皇の渡辺治の本を引用しながら自由主義者は国賊とは驚きます。ここの引用をツイッターにいる国体護持、伝統、明治憲法復活とかいう人達はどういう思想なんでしょうか?ちなみに渡辺治はデイヴィッド・ハーヴェイ『新自由主義』渡辺治監訳もしてます。 CH桜とは内ゲバするのは構わないですがまずアカ同士あまり変わらないでしょう。最後に長くなりましたが、よく自由貿易でアメリカがーとか支配されるーという人に ヒュームが残してる言葉を『「商業によく通じた諸国民においてさえも、貿易差額に関する激しい嫉妬と、金銀がすべて自国から流出しつつあるのではないかという危惧の念が広く支配している』 『商業上、何ほどか進歩を見せている国家の間で、近隣の諸国民の進歩を疑い深い眼で見、貿易相手国をすべて競争相手とみなし、いずれの国も近隣の諸国民を犠牲とせずには繁栄しないと考える事ほどありふれたことはない』 ヒューム  失礼します。

nakaさま
 関税がなくなれば、小麦や乳製品や豚肉が安く輸入でき、製造業は安く輸出できるので競争力が増すのは当然でしょう。もはやチャンネル桜のTPP反対論は、井戸端会議以下であり、支離滅裂もいいところです。
 それよりも、TPPに参加しなければどういうことになるのか、チャンネル桜の論客たちは何も語りません。 

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