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2013年3月

2013年3月25日 (月)

「撃論」第十号(3月25日発売)に当ブログが掲載されます。

 「チャンネル桜論」が紹介されます。

 水島総が率いる「チャンネル桜」とそこに屯する怪しげな論客たちの思想本籍について、皆様が考えてみる切っ掛けになれれば望外の喜びです。

2013年3月24日 (日)

関岡英之のアメリカ陰謀論に大爆笑

『亡国最終兵器-TPP問題の真実』 (チャンネル桜叢書vol.1)を読んだ。

 関岡英之によれば、アメリカが小麦の輸出先が欲しいために日本人を洗脳したから、日本人が古来からの米食文化を捨てて小麦を消費するようになったらしい。「米を食べると頭が悪くなる」などと言って、日本人を洗脳したそうだ。

これには、腹を抱えて大笑いしてしまった。

 米を全く食べない日本人なんて、私は生まれてこのかた、見たことも聞いたこともない。日本人が豊かになったため、食生活が多様化したのは明らかだろうが、べつに日本人は米食文化を捨ててなんかいない。

 また、少なくとも昭和40年代ごろであっても、「米を食べると頭が悪くなる」などと信じていた日本人が、ひとりでもいたのだろうか?

 つまりは、関岡英之の主張する「アメリカの洗脳」とやらは、あったとしてもとっくのとうに解けていることになる。

 それなのに、パン屋に行けばいろいろな種類のパンが並び、スパゲッティーやラーメンは国民食と言えるほどに普及している。

今日の晩御飯をどうするかなんて、それは個人の趣向によるものだろう。

  関岡英之のマンガチックなアメリカ陰謀論は、はじめからウケを狙ったギャグなのだろうか。

いや、関岡英之が日本人の文化について全く見当外れなのは、その生まれ育ちに由来しているのかもしれない。

安倍政権を支持しながらTPPに絶対反対するチャンネル桜の狙いは「自民党の分裂縮小」か?

 JA農協がTPPに反対する理由は極めて分かりやすい。TPP参加により、自分たちの利権がことごとく失われてしまうからだ。それどころか、TPP参加によって、零細農家がなくなってしまえば、JA農協の存在自体も危うくなるだろう。

 共産党や社民党がTPP反対する理由も、これまた明確である。なんといっても、TPP参加により日米の経済がより緊密になることは、日米安保同盟をより強固にしてしまうから、これを何としても阻止したいのである。さらに、TPPにより日本の企業が業績を上げてしまうのは、共産主義者たちには面白くないことだろう。

 しかし、チャンネル桜が、「亡国最終兵器」とまで叫んで、ここまで頑強にTPPを阻止したい理由は、とてもわかりにくい。 TPPに参加すると国体が変わってしまうとか、戦後レジームの打破がどうのとか、主権を放棄(笑)とか、きわめて抽象的である。相互に関税を撤廃することが、そんなに悪いことなのか。国民にとっては、小麦やコメや自動車が、いまよりも安く買えるのである。そもそもTPP参加とは、それによって失業してしまうJA農協の職員など以外にとって、そんなに大騒ぎするような問題なのか?

 この3年あまり、チャンネル桜は、「反・民主党」運動を売りにしてきた。菅直人総理大臣がTPP参加を表明したから、「反・民主党」のチャンネル桜がTPP断固阻止を絶叫するのは、構図としては非常にわかりやすかった。

しかし、自民党政権になって安倍総理大臣を擁立できて、チャンネル桜は商売ネタがなくなったとみえる。

だから、「TPP断固阻止!」で反米を基調とする自分たちの存在意義を示したいのか?

あるいは、JA農協のような団体から、隠れた資金援助でもあるのだろうか?

 だが、それだけだろうか?

 チャンネル桜は、TPP問題の炎をどんどん大きくして、反対派が自民党を割って出るのを狙っているのではないだろうか?

 思い返せば、自民党が下野している最中に、「自民党はもうダメだと思います」「新たな保守政党」などと吹聴しまくっていたのは、チャンネル桜であった。

 与謝野馨や浜田和幸や舛添要一などは、自民党の比例で当選していながら、議席を返上せずに離党した。これらについて、チャンネル桜はほとんど批判していなかった。

 もっと酷いのは、自民党の比例代表で当選した中山恭子参院議員が、自民党を離党して議席を返上せずに「たちあがれ日本」に合流した。しかし、チャンネル桜は、中山恭子を批判するどころか、なんと「日いづる国より」のホスト役にした。

 そして、民主党が「政治と金」「北朝鮮との関係」などのオウンゴールにより国民の支持を急速に失ったのを確信してからは、チャンネル桜は急に自民党を応援するようになった。

 そういった過去を振り返れば、倒産寸前と噂されるチャンネル桜のTPP反対運動は、破れかぶれのダメモトではあるが、自民党の分裂縮小、そしてまた下野という、赤く危険な狙いを秘めているように思えてならない。

 安倍晋三自民党総裁におかれては、チャンネル桜の常連で、西部邁を師と仰ぎ、党内におけるTPP反対の急先鋒である「赤い獅子身中の虫」西田昌司参院議員を、今年の参院選で公認候補から外してはいかがだろう?

2013年3月16日 (土)

ピーター・D・シフの真逆を主張する三橋貴明・上念司・廣宮孝信

『なぜ政府は信頼できないのか』は、オーストリア学派の主張を分かりやすく寓話で解説している好著である。もちろん、ヘンリー・ハズリットの著書『世界一シンプルな経済学』を参考にしている。

当然であるが、ドル紙幣を刷りまくるFRBを痛烈に批判している。

そして、三橋貴明、上念司、廣宮孝信らは、この本についても全く無視している。

なお、廣宮孝信は、『国債を刷れ! 新装版-これがアベノミクスの核心だ』を出版した。内容は、国家のバランスシートとか内国債だから大丈夫とか、苦笑せざるをえないほどに、見事な三橋や上念のコピペである。

チャンネル桜の経済討論は、三橋貴明、上念司、廣宮孝信、関岡英之、田村秀男、宮崎正弘などのゴリゴリのリフレ派たちが、ほとんど似たような意見を長い時間しゃべくりあっているだけである。討論の場に

三橋貴明、上念司、廣宮孝信らを重用するチャンネル桜とは、日本国の財政破綻を狙う集団であると断じてよいだろう。

2013年3月 6日 (水)

ヘンリー・ハズリットの真逆を主張する三橋貴明・上念司・廣宮孝信

ヘンリー・ハズリット「世界一シンプルな経済学」は、あまりにも有名な古典である。この本には、アダム・スミスから、ミーゼスやハイエクに流れる経済学のエッセンスが詰まっていると思う。

例えば、以下のようなことが主張されている。

50ページ 政府は公共事業で失業問題を解決したと言うけれども、別の場所で雇用を失っているのである。

102ページ 公務員は、提供するサービスが必要欠くべからざるものであるからこそ、存在理由がある。公務員という身分によって確保している「購買力」は、正当な存在理由とはなり得ない。

103ページ 公務員の数を維持するのに購買力以上の根拠が見つからないときは、もう削減を検討すべき時が来たと考える方がよい。

290ページ インフレは自己暗示であり、催眠術であり、手術の痛みを感じなくさせる麻酔薬である。インフレは、国民をまひさせるアヘンであるとも言える。

そしてこれこそが、インフレの持つ政治的役割なのである。現代の「計画経済」を実行する政府がつねに最後の手段としてインフレに頼るのは、インフレがあらゆることをわかりにくくしてくれるからだ。

291ページ 税金で予算を調達した場合、政府が公共事業に一ドル使うたびに、納税者がほしいものを買うための予算が一ドル減る。そして公共事業によって雇用が一つ創出されるたびに、民間の雇用は一つ失われる。

政府は借金の山を無限に築くわけにはいかない。もしそんなことをすれば国家を言えどもいずれ破たんするのは、アダム・スミスが1776年に書いたとおりである。

292ページ インフレは一種の税金であり、おそらくは最もたちの悪い税金である。この税金は、払う能力が最も乏しい人に最も重くのしかかる。

引用終わり。

 三橋貴明や上念司や廣宮孝信の主張とは、180度逆である。というより、三橋や上念は、わざとハズリットの正反対を述べているようにも思える。

 三橋や上念や廣宮が、ミーゼス、ハイエク、ハズリットなどの説を挙げて、逐一、具体的に反論をするならば、それはそれでその学的態度は賞賛されてよいだろう。

 しかし、三橋も上念も廣宮も、反論どころか、ミーゼス、ハイエク、ハズリットなどの名前を挙げることもしないで、内国債ならば乱発しても財政破綻しないとか、いざとなれば通貨をガンガン発行しろとか、インフレは制御可能とか、勝手な論を吹きまくっているだけである。手口がじつに卑劣である。

 もちろん、三橋や上念や廣宮が、ミーゼス、ハイエク、ハズリットなどを学的に論破できようはずもなく、そんな試みをすれば、小室直樹をパクっただけの超浅薄な学識?が簡単にバレてしまう。

三橋貴明『明るい経済教室』のネタ本は小室直樹『経済学のエッセンス―日本経済破局の論理』?

http://hoshuichiro.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-e21f.html

 三橋や上念や廣宮のような反日極左デマゴーグたちが、日本国を一日でも早く財政破綻させたいと願う憎悪の念は半端ではない。

 

 彼らを重用するチャンネル桜が、いったい何を目論んでいる集団であるのかは、じっくり考えてみようではないか。

 

 

 

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