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2011年7月 1日 (金)

中川八洋『小林よしのり「新天皇論」の禍毒』を読みました

 小林よしのりの論考が矛盾だらけなのは、新田均がチャンネル桜に出演して詳細に解説している。

 また、谷田川惣『皇統は万世一系である』が、詳しく解説している。

 たしかに労作ではあるが、時間をかければ出来ることだ。

 やはり、中川八洋には、『皇統断絶―女性天皇は、皇室の終焉』『女性天皇は皇室廃絶―男系男子天皇を、奉戴せよ』『悠仁天皇と皇室典範』の三部作があるので、説得力があまりにも違いすぎる。

 いっぺんに感想は書ききれない。思いつくままに書かせていただく。

 この本で強調されているのは、いわゆる「民族系」知識人の知的退嬰である。

 小林よしのりは、無学・無教養であるが、その攻撃力は凄まじい。

 漫画家で長年やっていけるのは、ほんの一握りしかいない。

 手塚治虫、横山光輝、石ノ森章太郎、藤子不二夫の二人、さいとうたかを、長谷川町子、秋本治、松本零士などは、超一流の別格だろう。

 小林よしのりは、「東大一直線」「おぼっちゃまくん」「ゴーマニズム宣言」が代表作であるが、どれも個性の塊であり、その独創性は余人をもって代えがたい。

 小林よしのりは、超一流ではないが、立派な一流漫画家である。

 言動や論理は支離滅裂の無茶苦茶でも、その攻撃力は必殺の気合いがある。

 それに打ち勝つには、学者ならば一流でなくては話にならない。

 チャンネル桜は、本当に皇統を守りたいのであれば、中川八洋氏を出演させるべきであろう。せめて、『小林よしのり「新天皇論」の禍毒』を、番組で紹介する必要がある。

 中川八洋に批判されている新田均や八木秀次は、チャンネル桜の準レギュラー格である。しかし、彼らの面子にこだわっている場合ではないだろう。

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書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

ですな。

チャンネル桜が、武士なら背中を向けるべきではないでしょうな。

ひらおか様
 
 チャンネル桜 水島社長の度量が問われますね。

チャンネル桜(実態は「頑張れ日本!全国行動委員会」と同じ)は民族系バカ集団ですから、「保守」するつもりなんてないんでしょうね。

1月29日の、TPP問題シンポジウムはびっくりしました。

登壇者に
・西部邁(反皇室運動家)
・三橋貴明(統制経済礼賛)
など、誰がどう見ても赤い人達が堂々と出ていたからです。

彼らの詐術はいずれWEB上で証拠をつけてさらし首にしますが、メンツ、内容共に、立派な"反日集会"でした。

時間をかければ出来る事をやれない人々が多い中、それをやり遂げた長谷川氏は偉いというべきでしょう。
八木はこの対小林よしのり戦線には必要ない。
八木はボロボロいろんな事を話したがるので、第一陣に長谷川氏を勧めたい。
冷静に物事を進めた厚みは違います。

megumiさま
 ほかにも、チャンネル桜は、佐瀬昌盛とか木村汎とか下斗米伸夫とか関岡英之とか藤井厳喜とか伊藤貫とか、隠れ極左を登用しすぎですね。

Suica割さま
 谷田川氏の今後の活躍に期待しましょう。
 

私も早速読みましたが、小林批判もさる事ながら、民族派へのいわば「愛の鞭」そして平泉澄の「皇国史観」批判、更に「WILL」が「民族色を纏った世界」(編集長・花田は朝鮮人!)と化している等、流石、中川先生であります。其の「WILL」に雑文記事を連載している「宿借り」水島聡は、田母神の懸賞論文騒動の時も、「米中韓朝の新GHQだ!」の妄想を書き殴り、極左と仮想敵国の工作員を識別する知識も嗅覚もゼロですから。又、「保守」気取りの多くのブログサイトも、馬鹿の一つ覚えの「民主&朝日・NHK&日教組&創価学会&特亜」攻撃しかしませんから。中川先生の今後の御活躍に大いに期待しましょう。

ストライクイーグルさま
 平泉澄が、テロリストともいいうる過激なコミュニストという論考は、おそらく日本ではじめての提起でしょうね。
 WILLの目玉連載「蒟蒻問答」も、二人が反皇室なのは、毎月読んでいれば明らか。築地をどりの作者も、有名な偽装コミュニスト。
 民族系学者では、渡部昇一は英語学者としての学術業績はかなりありますが、それは例外的存在。ほかの学者は、業績がほどんどない。
 学者は学術書・学術論文(peer reviewつき)を書き続けないと、学力も論争技術もどんどん退化する。じつに当たり前のことを指摘されていますね。

民族派というのは、結局「運動体」としてしか存在しないのでしょうね。
知的発信が余りにお粗末です。

それに引き換え革新勢力の立派な事(笑)
海外からの極左思想の輸入にも勢力的で、次から次へと矢継ぎ早に紹介し、学会や大学という周知経路も巧みに構築して、その普及と一般化に努めています。

男女共同参画やジェンダー思想の普及スピードときたら、それは凄まじいものでした。

真正保守さま
 革命勢力も、昭和に比べて学力低下は著しいと思います。学者が、政治運動家になっていることは同じです。
 しかし、その情報発信能力は凄いですね。また、マスコミや広告業界や大学や官界の主要ポストを握っているのも大きい。システマチックに宣伝できるし、学力はともかく、巨大なタレント事務所の如く、多様な人材がいます。
 

上記のコメントは私が書きました。

昨日、近所の書店で中川八洋先生の新刊が平積みになってるのを目撃しました。地方都市の、それほど大きくない書店なのですが、、、嬉しかったです。小林よしのり信者には何を言っても無駄でしょうが、反小林よしのりの民族系には猛省してほしいです。また、チャンネル桜やWillなどの視聴者や読者にも、この著作をきっかけに、是非、視点を変えて論理的に考えてほしいです。

megumiさま
 大学を退官して雑務から解放されたからか、中川教授はパワーアップしていますね。
 文系大学教授は、現職であってもなにもしていないのがほとんどだというのに・・・
 大学教授は、てきとうに授業さえしていれば生活は安泰です。それに、民族系であれば、雑文を書いて、そういう団体が主催する集会で講演をしていれば、けっこういい暮らしもできる。
 連載を打ち切られたら、たちまち喰いつめてしまう漫画家とは、置かれている厳しさが大違いですね。

 そういえば、民族系でも、潮匡人や田久保忠衛は、皇統問題には踏み込んできませんね。

 この新刊が広く読まれてほしいと思いました。ただ、体裁面で気になった点を率直に述べます。

 1、和気清麻呂との仮想対談に違和感を覚えた。一流の学者が駄洒落まじりの創作問答などすべきでない。
 2、誤字脱字が10箇所を越える。本書の校正担当は何をしているのか。
 3、誤解を招く表現が散見される。例えば、「エロスの杉本彩に似た櫻井」。「山羊ではなくヘタレ狐となった八木」。「お気に入りキャバ嬢で生きる運動家」。
 4、論敵への罵倒表現は極力控え、事実と論理で止めを刺してほしい。

 以上は、本書や著者がさらに世に出てほしいとの思いからの指摘です。論旨はどれも正鵠を射ており、揚げ足を取っているわけではありません。誤解されないよう、よろしくお願いします。

スペイサイド さま
1、和気清麻呂との仮想対談に違和感を覚えた。一流の学者が駄洒落まじりの創作問答などすべきでない。

→同感です。
 「マッド小林」と繰り返して書いていることからも、、著者は、学術書ではなく、広く読まれるための啓蒙書と考えているのでしょうね。
「悠仁天皇と皇室典範」は、難しいですからね。

2、誤字脱字が10箇所を越える。本書の校正担当は何をしているのか。
 →ボーイズ・ラブとか、コリアンタウン、韓流スター特集に強い出版社ですから・・・だいたい内容が伝わればよいということで、誤字脱字にはおおらかなのでしょうかね?

 4、論敵への罵倒表現は極力控え、事実と論理で止めを刺してほしい。

 小堀と西尾への論難は苛烈ですね。腹にすえかねているのでしょうね。

タイトルからよしのり批判本と思いきや、内容は現代日本を覆う知的退廃の代表、民族保守派への痛烈な批判本でした。流石中川氏と唸る内容。
田中卓や小堀桂一郎がいかに狂った老体かを思い知ることが出来る。特に「何となく保守」の爺さん連中必読の書でしょう。何故なら、彼らは田中や小堀を皇統に関する権威と勘違いし賞賛するだけで、批判精神が麻痺しているのだから。
田中卓が「天照大神が女神だから女系でよい」というトンデモ発言をしても、権威が言っているのでそうなのか?と感じたり、小堀が血迷って、あろうことか皇統をルソーの「一般意志」に喩えたトンデモ論を別冊正論に出しても、それを批判するどころか絶賛している保守の馬鹿読者共。これでは左翼の笑いが止まらない。
この国の保守の知的レベルの地盤沈下は底なしである。中国の悪口を言っている暇があったなら、まず自らのIQの低下を何とかしないと。どこの一流国でも保守がしっかりしている。保守が駄目なこの国の滅亡は必定であろう。最後の砦は天皇制度。この危機を憂えることの出来ない保守は真正保守ではない。
中川氏の新刊は、中川皇位継承三部作を更に先鋭化し遂に剣を抜いた、という感じ。馬鹿保守共が覚醒するための最後通帳ともいえる内容である。
これでも覚醒しないようなら、やはりこの国は駄目でしょうね。

あられさま
 御指摘のとおり、自称保守系知識人の学力低下は惨憺たるものですね。彼らの多くは、「フランス革命の省察」「英国憲政論」も読んでないのでしょう。
 雑誌「正論」の論文も、最近はなんだか政局を論じるレベルのものが多くなったなと思います。

管理人さまへ

7/5, 当方のコメントの最後のところで、「馬鹿保守共が覚醒するための最後通牒ともいえる内容である」のところが、「通帳」になっていました。訂正いたします。
偉そうなことを言っても、変換ミスをすると間抜けですね。

ところで、中川氏の新刊本の中で、GHQ(反ルソー)がいなかったら、戦後の日本は北朝鮮のようになっていただろう、というくだりがあります。
しかし、GHQは日本国憲法を押し付けた。
日本国憲法は、元々の出自としてのフランス革命「人権宣言」を淵源とする虚構論理。天皇制滅亡工作の一環としてGHQニューディール派ユダヤ人が2週間で書き上げたもの。
よって、GHQ=反ルソーという認識には疑問を感じますが。


中川氏はGHQが押し付けた日本国憲法を「占領期の憲法」とみなしています。法理的に「軍隊がない」こともそこから導かれる、独立後に変えればよかった。という意見です。

マッカーサーが天皇(Heで受けていた)を認めていたことと宮沢俊樹らを比較すれば、どちらが反ルソー的だったかは一目瞭然だと思います。

管理人さまへ

御返答ありがとうございます。
そうなんですよね。普通の国なら独立後に憲法を変える(もっと正確に言うなら、帝国憲法に復元するべきだった)。まあ、GHQとしてみれば、変えるだろうと思っていたのに吉田の奴はそのままにしやがって、という思いがあったかもしれません。
しかし、マッカーサーはユダヤ人ではなく、GHQのユダヤ人に操られていたというのが有力な説ではあります。
そして、GHQ(ユダヤ人)は元々ルソーの信奉者なのだが、日本を占領し天皇制度の本質を理解する過程で反ルソーに変わっていった、という観方もあると思います。
要するに、占領中にGHQ(ユダヤ人)は天皇制度の素晴らしさを悟り、日本国憲法の押し付けによるユダヤの反国家的戦略の過ちを悔いた。
天皇制度がユダヤ思想の方向転換まで引き起こしたのではないか、そういう意味では天皇制度とは人類史上の奇跡とも言えるものではないか、そのように思うのですが。

あられ様

「ユダヤ」云々は、全く関係無い事。そんな「漫画・アニメ・特撮以下の子供騙し」は、「保守もどき」の「民族派」のサイト(「ういすぱーぼいす」「日本が好きなだけなんだよ」等)に言わせておけばよい事。要は、GHQの「虎の威」を借りて「革命」をせんとした共産主義者の犯罪を如何に真実として明らかにしていくかですね。

あられ様
ストライクイーグル様
 今も昔も、なぜ日本には共産主義者が多いのか?
 共産党は嫌いでも、容共の日本人はものすごく多い。
 だからこそ、民主党政権が誕生したのでしょう。
 
 遅まきながら、共産主義者たちが、戦前・戦後に何をしてきたか?外国と通牒しているのは誰か?などを、地道に炙り出していくしかないでしょうね。

チャンネル桜→掲示板→地獄の戦場→「真正保守主義者・中川八洋氏について語ろう」も、参考になる。

反共を装った

保守潰しの左翼だな


一秒で正体見破ったw

中川八洋なんてトンデモを真に受けている時点でお察しといったところですなw

ってかさま

マウスといいます。

ってかさまにおかれて、中川氏のトンデモと思われる点を具体的に指摘頂ければ幸いです。私なりに調べてみたいと思いますので、宜しくお願いします。中川氏の著作から引用して頂ければ有り難いです。

なお、私は中川八洋氏を「皇統研究」「英米保守思想研究」の第一人者として高く評価しています。中川氏の著作は入門書としては最適ではないかと考えています。

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