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2010年11月17日 (水)

話題の書 田母神俊雄『田母神国軍 たったこれだけで日本は普通の国になる』

日本侵略を阻止する費用は 「子ども手当初年度予算のたった3分の2」

→これが本書の目玉となる論考であろうか。

 素人目にも、ほんとか~と思う。

 中国やロシアと比べて、日本は人件費がべらぼうに高くつく。また、武器を輸出していないから、国産兵器はものすごく割高なのだ。

 自衛隊員一人あたり、給料+社会保障費+住居+退職金の積み立て+装備などで、仮に1000万円/年くらいかかるとしたら、 一兆円を使っても10万人増やせるだけ。

 そのほかに、5000億円くらいしか残らないから、戦車と戦闘機をちょっと増やしておしまいではないか。

 巡航ミサイル、原子力空母、原子力潜水艦を十分に配備するなんて、夢のまた夢だろう。

 こんなシケた増額で、ロシアと中国の軍事力に対抗できるわけがないではないか。両国とも、核武装までしており、化学兵器も巡航ミサイルも佃煮にするほど持っている。

 そして、安い人件費にモノをいわせた、強大な陸軍力がある。ロシアは、軍事教練を開始したから、国民皆兵を目指している。

 両方が同時に仕掛けてきたらどうする・・・

 この程度の増額をして、米軍に頼らなくてもよいと考えるのは狂気の沙汰である。

 軍事費の大増額は、いまの日本がおかれた状況をみれば、当然すぎることだ。その上で、日米安保を今以上に強化しなくては、なんにもならない。

 中途半端な軍事費増額でこと足れりと、国民を洗脳してしまう危険性がある。ロシアと中国の軍事的脅威を甘く考えてしまう。

 今をときめく田母神閣下の名前があって、試算とかいって数字を使っているから、なんとなくもっともらしく聞こえるが、ここは冷静にならなくてはいけないだろう。

 考えすぎかもしれないが、この本は、日米関係に亀裂を入れるための、新機軸のプロパガンダ本である可能性もあるのではないか???

  

 

 

 

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書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

普通の国宣言をする、加えて・対中対策で米・日での非核三原則・武器輸出三原則を廃棄、アメリカ艦隊の補助をする対潜装備の完備、加えてアメリカ原子力潜水艦を5隻の借り入れで対応できます。
海洋国家としてシーレーンの確保はアメリカ・オーストラリアと同じ体質を持つ日本の命綱である事を知って置くべきでしょう。

初めてカキコします。まさに其の通りで、田母神が「もどき」も含めたほとんどの保守系サイトで「本物の愛国・保守」と見做されていて其の正体・本籍を探ろうとしない。田母神の正体は恐らく「愛国偽装のロシア工作員」ではないでしょうか。田母神のこれまでの著作や雑誌記事を注意深く読めば判ります。何れも「親露反米」で通底しています。「反中・反南北朝鮮」は「保守偽装」用でしょう。田母神の核武装論は、小林よしのり・兵頭二十八・福田和也と同類の「亡国の核武装論」です。「正論」「WILL」「撃論ムック」「サピオ」が、「左翼と仮想敵国の役に立つ白痴」と「保守偽装の左翼」の溜まり場と化してますので、「愛国・保守」の本物と贋物を確りと見極め暮々も御用心を。

真正保守派からすれば、「自民党」や「民族派」に対する論評において、非常に繊細さが求められる時勢にあることは確かで、私も忸怩たる思いが御座います。

しかしながら「いつか来た道」である「親露+反米」などという亡国思想に対しては、断固として物申さねばなりません。

一国で国防を担う時代では有りません。貿易の自由化・情報の自由化の中で政治体制が同じ方向で有れば「国家」を維持するのに、米で有ろうが「互恵」が当たり前、保守・偽保守を問わず「独立国」である事が前提の上で協調をするのが「互恵」の意味に成る。

日本が「独立国」以前の国である事を先ず自認すべきが先ですよ、現状は「独立国」とは呼べません。

自民党政権が作りだした「近隣諸国条項」を放置しておいて「独立国」も無いでしょう。中国・韓国は自由に歴史を作れる。
日本は事実を書くと近隣に配慮が足りないと言われる、若い人が歴史を教われないのは致命傷救われません。本モノの保守は歴史事実から生まれる、軍備の前にもやる事は山積。

鳳山の6時 さま
 はじめまして。

>>田母神の正体は恐らく「愛国偽装のロシア工作員」ではないでしょうか。

→十分にありうると思います。
 私も、彼の著作をチェックしてみます。
 田母神塾とかいうのが、チャンネル桜で始まりました。保守系を、反米に洗脳してしまうかもしれませんね。

>>田母神の核武装論は、小林よしのり・兵頭二十八・福田和也と同類の「亡国の核武装論」です。

 つまり、日米安保破棄を目的とした核武装論ですね。それは超危険すぎます。

  これからもよろしくお願いします。

 
 シコウさま
  
 コメント、ありがとうございます。歴史事実の勉強は、学者にやってもらいたいですね。一次資料からあたっている暇は、市井の人々にはありませんから。

 真正保守さま
 私も、自民党などの保守陣営?に、もっと辛口書きたいのですが、いまは時勢を考えて控えております。

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