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2010年10月16日 (土)

書評 谷沢永一『悪魔の思想―「進歩的文化人」という名の国賊12人』

進歩的文化人とは、ソ連崩壊以降は聞かれなくなった言葉である。

この本では、進歩的文化人の大物12人を徹底的に斬っている。そして、彼らが信奉したのはコミンテルン32年テーゼであった。そして、世渡りが実に巧い「営業左翼」であったと断じた。

 日本の戦後左翼について知るには、本書は必読であろう。たいへんな力作であり、50年後でも読むに値する本であると思う。

 とくに、日本の政治学者が丸山真男を批判することは、学界や論壇から放逐されることを意味する。

 谷沢永一氏は、文学者であって、政治学者でなかったからこそ、これだけの批判が可能であったという面もあるが、それでもたいへんな勇気が要ることだ。

 

 久野収、加藤周一、安江良介、大江健三郎、鶴見俊輔は、民間の人間であるから、何を書こうが勝手であるともいえる。

 しかし、丸山真男、大塚久雄、大内兵衛、横田喜三郎、坂本義和、竹内好、向坂逸郎は、官立大学教授である。国民の税金でのうのうと生活しながら、国民を見下し、皇室を嘲弄し、日本をソ連に売り渡そうとしていた、最低の連中だ。

 そして、その子分たちが、いまでは全国のアカデミックポストを寡占しているのだ。また、はっきりいって、東大教授とか京大教授とか、国内ではエラソーだが、文系では国際的に通用するのは皆無に近い。ノーベル経済学賞なんて、かすりもしない。浅学菲才というか、学問以前の問題だ。つまり、教授という肩書をもった、赤い社会活動家、市民活動家、アジテーターといった類いの連中が殆どなのだ。

 この現状を鑑みるに、国立大学(いまは独立行政法人になったが・・・)の憲法学、法学、政治学、経済学部、教育学部は、仕分け対象として廃止し、教授たちは全員解雇してよいと思う。その予算を、理工系・医薬系の研究費に回せばよい。東ドイツ解体時には、マルクス経済学の大学教授は全員が解雇されたのだから、過激でもなんでもない。 

 それはさておき、おそらく著者が予想していなかったことがある。

 ソ連崩壊後に、日本では左翼が過激さを増して、跳梁跋扈していることだ。

村山政権樹立のみならず、民主党政権までが誕生してしまった。

 これは、ソ連崩壊によって、共産主義の脅威がなくなったと、日本国民の殆どは錯覚した。

 この錯覚を引き起こした原因の一つに、この本は挙げられるのではないか。

 マルクス・レーニン主義、マルクス主義は、ヘーゲル由来の弁証法を取り入れている。

 つまり、テーゼに対して、アンチテーゼを示されれば、それがジンテーゼとなって、次のテーゼになる。

 わかりやすく言えば、批判をされても、失敗しても、それは各論になってしまうということだ。だから、ソ連が崩壊したといっても、あくまで各論であって、マルクスそのものが間違っているということにはならないのである。

 そのようなマルクス主義者の性質を、谷沢永一氏は知らなかったのかもしれない。

 

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コメント

今の旧帝大の「文系」教授は全て解雇した方が良いですね。

工業系は東条内閣の方針で国内・陸海軍技術者として徴兵されず、前後の日本の発展と技術開発の大きな力となり今日の日本を工業大国に引き上げました。

文科系・進駐軍協力者は、最悪の民主党政権を担う基礎作りをした国賊に近い人達。全て当時の与党政策に反対、税金で養われながら、反日運動に精力を使っていたものです。

この残滓・末裔が、現在の「民主党政権」、恥知らずな議会の運営を見ていると、国民不在、自分たちが権力の「座」に居たいだけの様子が見てとれます。

 日本の文系大学教授では、いまどき良心的で一定水準の学識があるほうが稀でしょうね。
 そして、保守系の学者は、あまりにも層が薄いです。中堅では、八木秀次氏や潮匡人氏くらいしか思い浮かびません。

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