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2010年1月15日 (金)

井上薫「つぶせ!裁判員制度」

 大多数の国民が反対しているといわれているのに、いつの間にか導入が決まってしまった裁判員制度について、本書が最も明快に問題点を衝いていると思う。

 そもそも、法律を扱う職業でもない人が、刑事裁判で判決を下すなんてできるわけがない。裁かれる側だって、素人にやられたのでは、たまったものではない。事実認定すら容易ではない事も多いのだから、冤罪だって続出するだろう。

 ただ、本書では、この制度が導入された経緯、それを推進した中心人物が誰かについては、書かれていないのが少し残念である。

 

 不思議なのは、裁判員になった人たちの匿名インタビューでは、肯定的意見しか出てこないことである。

「仕事が忙しいのに、こんなことにつき合っていられるか!」

「俺は納税をしている。裁判官という専門職の公務員を国民は養っているのだ。その上で、国民に裁判員などという義務を負わせるのは筋違いだ!」

「興味なし。やる気ゼロ。バックギア全開です。」

「こんな狂った制度を導入したのは、どこのどいつだ!本人が出てきて、国民に説明責任を果たせ!」

 などという、いかにもありそうな?意見は、まったくみられない。マスコミが、自分たちの意に沿う意見しか採用しないのでしょうね。

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